離婚した方の中には「本当は離婚したくなかった」「復縁できるものならしたい」と思っている方が少なくないのではないのでしょうか。

 

全てのカップルが復縁できるわけではありませんが、実際に復縁しているカップルもいますし、離婚に納得がいっていない方にとっては復縁を望むことは自然な感情だとも言えます。

 

そこで、復縁を望む方に向けて、復縁を目指すためのコツをお伝えします。どのような理由で離婚したかによって復縁を目指すためのコツは違ってきますので、離婚した理由のパターン別にご紹介しますね。

 

子供の問題で離婚したカップル

 

子供に関する考え方が違って結婚したカップルは、子供のことを思っているからこそ離婚したカップルです。

 

子供にとって最適な環境が復縁であれば、また、子供が望むのであれば復縁をしたいという気持ちに傾いていくとも言えます。

 

しかし、子供に無理やり「両親に復縁してほしい」と思わせることはしてはいけません。例えば、子供に「本当は離婚してほしくなかった?」などと聞くのはタブーだと言えます。子供に両親の問題を決めさせることはプレッシャーが高くなるため、あくまでも夫婦間のことは夫婦間で決めるようにしてください。

 

そのためには、まず家族全員で会う機会を頻繁に設けることが大切です。夫側も妻側も、一度別れたことで冷静に家族を見られるようになっていれば、頻繁に会っている間に「やっぱり家族全員で一緒にいるべきだ」と思うようになる可能性もあります。

 

すぐに判断するのではなく、まずは家族全員が一緒にいても穏やかでいられる環境を作ることで「やっぱり別れたくない」という気持ちにさせることが重要です。

 

身内の問題があって離婚せざるを得なかったカップル

 

「妻と姑の関係性が悪化し、これ以上家族としていられなくなった」

 

「親戚が結婚後も結婚に大反対しており、対応しきれなくなった」

 

など、身内の問題がこじれてしまい離婚した場合は、夫婦間での覚悟があれば復縁できます。例えば嫁姑問題は、夫側が100%妻の味方になると決意すれば解決すると言えるのです。

 

嫁姑問題は、姑が嫁に対して口出しをするときに息子が母親の味方をしたり、見てみないフリをしてやり過ごそうとするから問題になると言えます。性別を変えても同じことで、妻の身内と夫の仲が悪いときには、妻が夫の味方をしなければなりません。

 

身内からの攻撃がひどい場合には、その人と金輪際関わりを持たないことや、引越しをして連絡先を知らせないなどといった強硬な態度を取るようにして、身内との縁を切りましょう。

 

身内とこじれている場合には、復縁をするとその身内が騒ぎ出し、また話がこじれるのではないかと不安に思うかもしれません。

 

しかし、その身内には復縁したことを一切知らせず、自分は愛するこの人と生涯をともにするのだと決意してください。

 

金銭的な問題があって離婚したカップル

 

片方、もしくはお互いに借金、浪費癖、低収入などの金銭的な問題があり離婚したカップルも復縁は可能です。

 

しかし、この場合は復縁まで時間をかけた方がよいでしょう。

 

金銭的な問題による離婚は、相手からの信頼が失われていることが理由であるため、まずは相手に対して誠意を見せることが重要です。

 

長期的に「もうお金の心配をしなくてもよい」「この人は変わった」と思ってもらうことに専念しましょう。

 

例えば、借金がある場合はこつこつ地道に働いて、まずは借金を全て返すことに専念しましょう。

 

また、浪費癖がある方は、買い物依存症、ギャンブル依存症など精神的な問題がある場合、治療を始めましょう。

 

精神的に何も問題がない方も、もちろん改善をする必要があります。自分の出費についてもう一度計画を立て、収支の流れをしっかり把握してみることから始めなければなりません。

 

相手が望むのであれば、毎月の収支について家計簿を作成して見せるなど、形にすることもよいでしょう。

 

また、低収入の方は、転職を含めて収入が安定して上がる方法を考えましょう。重要なのは「安定する」ということです。

 

例えば、数か月だけ臨時の副業をしたからといって「これだけ稼いだから大丈夫」と言うことは逆に説得力を欠きます。副業をするのであれば、臨時ではなく確実に毎月稼げるものをするべきです。

 

中には、お金の問題が解決していないままで早く復縁したいという方もいるかもしれません。しかし、その状態では同じことの繰り返しであり、せっかく復縁しても近い将来またお金の問題が発生して破局してしまうでしょう。

 

まずは、相手から再び信頼されるようになることが復縁への近道なのです。

口喧嘩した勢いで離婚してしまったカップル

 

「子供」「身内」「お金」といった大きな問題のせいで離婚したのではなく、些細なことで口喧嘩となり、その勢いで離婚してしまったというカップルもいます。

 

例えば、家事のやり方や休日の過ごし方など、価値観の違いはあっても直そうと思えば直せるようなことでの喧嘩がエスカレートし、離婚にまでいってしまったパターンです。

 

このようなカップルは本当に離婚したかったわけではないので、復縁は比較的簡単だと言えます。

 

しかし、勢いで離婚したため、お互いに意地を張っている状態です。まずはお互いが素直になり、本当は復縁したいことを認めて話し合うことが大切だと言えます。

 

意地を張り合ってどちらが先に折れるか様子を見るのではなく、まずは自分から復縁を切り出すことを意識しましょう。

 

勢いで離婚してしまったとしても、時間が経つと相手は「自分一人でも意外と平気だな」と考え方が変わり「離婚してよかったかも」と思ってしまうかもしれません。

 

また、お互いにどんどん意地を張ってしまって「相手が謝るまで許さない」となってしまうと相手に対して憎しみが生まれてしまい、復縁をするという発想から離れていきます。

 

喧嘩の勢いで離婚したカップルは、冷静になる期間は必要ですが、復縁を切り出すことは早めの方がよいと言えるでしょう。

 

まとめ

今回ご紹介したようなケースでは、お互いにまだ情がある状態での離婚が多いと言えます。

 

しかし、情を利用するのではなく、復縁したいという気持ちを相手にわかってもらい、相手の方も復縁したいと思える関係性になることが重要です。

 

誠心誠意自分の気持ちを表し、相手の気持ちも尊重して新たな関係性を築くということが、復縁したあとも関係を継続できる秘訣です。

 

ぜひ自分の気持ちにも相手の気持ちにも向き合って、復縁を成功させてください。


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